1964年東京五輪のメーン会場となった国立競技場(東京都新宿区)が今月末で半世紀以上の歴史に幕を下ろす。7月には解体工事が始まり、2020年東京五輪・パラリンピックの舞台へと姿を変えることになる。
現在の国立競技場は58年に完成し、同年にアジア大会が開催され、東京五輪ではアジアで初の聖火がともされた。その後、サッカー天皇杯決勝、91年世界陸上、93年Jリーグ開幕戦が行われ、日本のスポーツの中心地となり、新たなスタジアムに役目を引き継ぐ。
31日に最後の公式イベントが催され、サッカーの往年の名選手による記念試合やラグビー早明戦のOBマッチなどで、数々の名勝負を見守ってきた「聖地」に別れを告げる。
新しい国立競技場は19年3月完成予定で、同年のラグビー・ワールドカップの主会場となる。英国人建築家ザハ・ハディド氏が手掛けたデザインは、近未来を想像させる流線型。収容8万人、開閉式屋根付きの全天候型で、スポーツだけでなく、大規模なコンサート開催も見込まれている。
ただし、この計画には異論も出ている。当初、3000億円に上るとされた総工費は最終的に1700億円に圧縮されたが、国と都の負担比率はまとまっていない。景観を損なうとされる建物の巨大さ、将来的な維持費への懸念も指摘され、著名な建築家が現競技場の改修案を提示するなどの動きもある。新たな五輪の舞台は期待と不安を抱えて歩み始める。 [2014.05.27 16:36]
via http://www.jiji.com/jc/zc?k=201405/2014052700600
・2014.5.31 国立競技場最後のイベント「SAYONARA国立競技場FINAL”FOR THE FUTURE”」において、航空自衛隊ブルーインパルスによる展示飛行
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・2020 東京オリンピックのメインスタジアム新国立競技場 完成予想図
◇国立競技場の歴史 | 日本スポーツ振興センター
http://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/home/tabid/75/Default.aspx
◇五輪の仮説 | 3Dアクアテラリウム
http://moto184.blog10.fc2.com/blog-entry-95.html