・メジャー326度目、エンゼルスでは2013年5月21日マリナーズ戦のトラウト以来となる偉業達成
エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地レイズ戦で自身初となるサイクル安打を達成した。「3番・DH」で2試合連続スタメン出場。初回の第1打席で左腕ヤーブローから、いきなり先制の3ラン本塁打を放ちメジャー通算30号の本塁打とすると、第2打席で左中間を破る二塁打、第3打席でも三塁打を放って快挙に王手をかけると、7回の第4打席でシングルヒットを放ってサイクル安打を成し遂げた。
初回、ラステラの右翼線二塁打、トラウトの死球で作った無死一、二塁の絶好機で打席に立った大谷。1ボールからの2球目にバントの構えも見せると、その直後の3球目に快音を響かせた。ヤーブローの投じたストレートを捉えると、打球は弾丸ライナーで左中間スタンドへと突き刺さる先制の8号3ランに。打球角度19度という驚愕の弾丸ライナー弾がいきなり飛び出した。
3回の先頭打者で迎えた第2打席では、再び対峙した左腕ヤーブローの初球を捉えると、打球は鋭いライナーとなって左中間を真っ二つ。悠々と二塁を陥れる二塁打とした。さらに、5回の第3打席ではフルカウントから右翼線への三塁打。快足を飛ばして悠々のスタンドアップトリプルとなった。第1打席から本塁打、二塁打、三塁打と次々に快音を響かせ、単打を残してサイクル安打に王手をかけると、プホルスの2ランで4点目のホームを踏んだ。
そして、大谷は7回2死一塁で迎えた第4打席、3ボール2ストライクから2球ファウルで粘り、8球目を捉えて中前安打。残していたシングルヒットを放ち、サイクル安打を達成。MLBでのサイクル安打達成は史上326人目、エンゼルスでは2013年5月21日のマリナーズ戦で達成したマイク・トラウト外野手に続き、史上7人目(8度目)の快挙となった。[2019.06.14]
via https://full-count.jp/2019/06/14/post407528/
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019061400466&g=spo
・エンゼルスの大谷、打者専念で偉業達成=努力とセンスのサイクル安打
米大リーグで13日、エンゼルスの大谷がレイズ戦に3番指名打者で出場し、メジャーで日本選手初のサイクル安打を記録した。4打数4安打3打点。2試合連続の先制本塁打を口火に広角に打ち分け、俊足と長打力の非凡さを存分に見せつけた。
七回、大谷の打球が中前に落ちる。敵地とは思えない歓声と拍手が球場を包んだ。快挙達成。「詰まっていたので落ちるかどうか分からなかった。安打になってよかった」と落ち着いて振り返る。記録が懸かった打席は「四球でもいいと思った」とも。チームへの貢献度を第一に考える大谷らしい言葉が出た。
もちろん「単純にすごくうれしい」と笑顔。日本選手ではイチロー、松井秀喜ら誰もができなかったこと。静かな口調で「偉大な先輩がいる中で初めて達成できたのはうれしいし、自信になる」と言い切った。
レイズ先発の左腕ヤーブローとの相性は良くなかった。しかしこの日は一回に左中間へ先制8号3ランを放ったのをきっかけに、三回に左中間二塁打、五回には右翼線三塁打と長打3本。完全に攻略してみせた。そして七回、初対戦の右腕ウッドから中前打。ファウルで粘った末にしぶとく打ち返した。
昨年肘を手術した影響で、投手を封印して臨む今季。打者一本でもパワーとスピードを兼ね備えた一流のセンスを証明した。「毎日毎日『この方がいいな』と思って取り組むことはある。それが良かったり悪かったりの繰り返し」。努力する天才が成し遂げた偉業。全米からの注目度は上がる一方だ。
via https://www.jiji.com/jc/article?k=2019061400931&g=spo
・大谷翔平のサイクルは球史に残る?ノーヒッターよりレアな“勲章”か。
https://number.bunshun.jp/articles/-/839730