元オランダ代表のヨハン・クライフ氏が24日に亡くなった。68歳だった。公式ツイッターが発表した。
「空飛ぶオランダ人(フライング・ダッチマン)」の異名を持ち、「トータルフットボール」の申し子として知られるクライフ氏は、現役時代に3度のバロンドールを受賞し、史上最高の選手の一人として名高いレジェンド。アヤックス時代にはUEFAチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)の3連覇に貢献し、オランダ代表ではチームを1974年ワールドカップ西ドイツ大会の決勝まで導いた。指導者としても、バルセロナのクラブ史上初のチャンピオンズカップ優勝、リーガ・エスパニョーラ4連覇などを達成していた。
現役時代からヘビースモーカーとしても知られていたクライフ氏は1991年に心筋梗塞で倒れ、バイパス手術で一命を取り留めた後は医師の指導によりタバコを断っていた。禁煙を始めてからはチュッパチャップスを舐めるようになり、カタルーニャの若者に向けた喫煙防止のコマーシャルにも出演。キャンペーンのコマーシャルには、「フットボールは私の人生に全てをもたらした。タバコはそのほとんど全てを奪った」というメッセージが映っていた。
1996年以降はしばらく監督業から遠ざかっていたクライフ氏だが、2009年から2013年までカタルーニャ選抜の監督を務めた後、再び現場を離れていた。昨年10月に肺がんを患っていることを公表していた。
via http://www.soccer-king.jp/news/world/ned/20160324/414344.html
・革新起こしたカリスマ=消えない偉大な功績-クライフ氏死去
1970年代にオランダ代表が駆使した「トータル・フットボール」は、クライフ抜きには考えられない戦術だった。頻繁にポジションチェンジを繰り返しながら、全員で守り、全員が攻めに転じる。その中心には、背番号14を付けた細身のストライカーがいた。
アムステルダムで生まれ、アヤックスで頭角を現した。リヌス・ミケルス監督に見いだされ、10代から活躍。オランダ1部リーグを制し、欧州チャンピオンズカップで3連覇を成し遂げる。欧州最優秀選手(バロンドール)も3度獲得。73年にはスペインのバルセロナに超高額の移籍金で移った。
代表では、74年のワールドカップ(W杯)西ドイツ大会の準優勝で、世界に衝撃を与えた。FWとして前線に構えるのではなく、最後尾まで自在に動き、チーム全体が連動。革新的なサッカーを披露した。
その影響の大きさは、カリスマという言葉がぴったり。ぴんと背筋を伸ばして腕を掲げ、チームメートに指示を飛ばす姿は、オーケストラの指揮者のようだった。選手としての晩年は新興の米国リーグでプレーし、かつてのライバル、フェイエノールト(オランダ)を最後に引退。監督としては、古巣バルセロナを欧州王座に導くなど功績を残した。
ヘビースモーカーで知られた。今では考えられないが、試合中のベンチで頻繁にたばこをくゆらせる姿があった。影響はあったのだろう。91年には心筋梗塞でバイパス手術を受けた。その後禁煙し、指導者として数々のタイトルを手に。しかし2015年には肺がんを患い、治療に専念した。
バルセロナで指導を受け、監督としても欧州チャンピオンズリーグを制したグアルディオラ氏(現バイエルン・ミュンヘン監督)は「クライフが現代サッカーの基礎をつくり、バルサの基礎をつくった」と著書で偉業をたたえている。
via http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2016032500006&m=rss
・偉大なるフットボーラー、クライフ氏の歩みを振り返る
goal.com
・ファンに愛されたクライフ氏のキャリアを追想
uefa.com
・【コラム】ヨハン・クライフ すべての始まり
goal.com
・ヨハン・クライフさん死去…サッカー界に残る数々の功績が凄い
http://matome.naver.jp/odai/2145883231281564001
・Johan Cruyff the Legend. ★
・A Tribute to Johan Cruyff (1947-2016)
・Johan Cruijff ● Amazing skills and Goals ●
・Johan Cruijff best goals
・クライフ氏が残した14のルール
オランダ代表やアヤックス、バルセロナで活躍したサッカー界のレジェンドであるヨハン・クライフ氏(68)が24日、長い闘病の末、肺がんで亡くなった。クライフ氏は生前、自身の財団を通し、子供たちに向けて14つのルールを明示していた。
クライフ氏は1997年、子どもにスポーツを楽しむ機会を与えることを目的とし、母国のアムステルダムに『ヨハン・クライフ財団』を設立。これまでに200のフットボール場を創設し、子供たちの才能を発見するとともに、向上させることに寄与していた。日本にも2011年に石川県の金沢市に作られている。
『ヨハン・クライフ財団』が作った各フットボール場には、クライフ氏が愛用した“14”つのルールが設けられていた。「クライフ氏の14つのルール」は以下のとおり。1.チームプレイヤー
「物事を成し遂げるためには協力する必要があります」2.責任
「自分自身のことのように物事によく注意を持ってください」3.リスペクト
「お互いを尊重し合ってください」4.統合
「他人をあなたの活動に巻き込んでください」5.自発性
「新しいことにトライすることを敢えて行ってください」6.指導
「常にチーム内でお互いを助けてください」7.個性
「自分自身であってください」8.社会との関わり
「スポーツにおける重要性、一般生活ではより一層」9.技術
「基本」10.戦術
「すべき事を理解してください」11.発展
「スポーツは全身全霊を向上させます」12.学び
「毎日、新しいことを何か学ぼうとしてください」13.一緒にプレー
「ゲームの主要な部分」14.創造性
「スポーツの美しさ」
・クライフ氏追悼の声続々
オランダが生んだサッカーの伝説的選手、ヨハン・クライフ氏の死去に、世界中から追悼のコメントが寄せられた。
1974年のワールドカップ決勝で、西ドイツ代表としてクライフ氏のオランダと戦った「皇帝」ベッケンバウアー氏。「ショックを受けている。彼はとても仲のいい友だちというよりも、兄弟のような存在だった」と惜しんだ。
元フランス代表で、「将軍」の異名を取ったプラティニ欧州連盟(UEFA)会長は「私は友を失い、世界は素晴らしい男を失った。彼を尊敬している。史上最高の選手だ」とたたえた。
国際連盟(FIFA)のインファンティノ新会長は「彼はサッカーの歴史をつくった。個人的にも、サッカー界の代表としても、心から哀悼の意を示したい」との声明を発表。FIFAのブラッター前会長は「サッカー界は彼を恋しく思うだろう」とコメントした。
via http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2016032500017&m=rss
・バルサ初の欧州制覇~ヨハン・クライフのドリームチーム(1)1991-92シーズン~
http://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=235877
・ヨハン・クライフとクラシコにまつわる14の事実
http://qoly.jp/2016/04/03/14-facts-about-johan-cruyff-and-el-clasico
・ヨハン・クライフ:Wikipedia