レアル・マドリーなどで偉大なキャリアを築いてきた元スペイン代表FWラウールが、今季限りでの引退を決めた。所属するニューヨーク・コスモスが発表した。
ラウールは1994年にレアル・マドリーでデビュー。リーガエスパニョーラの名門での16年間で、6度の国内リーグ制覇、3度のチャンピオンズリーグ優勝など、多くの栄光を手にした。
スペイン代表としても、102試合に出場して44ゴールを決めた。これは、2011年にFWダビド・ビジャに抜かれるまで、スペイン代表の歴代最多得点記録だった。
レアル・マドリーを離れると、ブンデスリーガのシャルケで2年間プレー。カタールのアル・サッドを経て、2014年にアメリカNASLのニューヨーク・コスモスに移籍していた。・・・
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元レアル・マドリーでスペイン代表としてプレーしたFWラウール・ゴンザレスが今季限り(11月)での現役引退を発表した。15日、現所属クラブであるアメリカのNASL(2部相当)ニューヨーク・コスモスが公式サイトにて伝えている。
現在38歳のラウールは1992年にアトレティコ・マドリーの下部組織からレアル・マドリーの下部組織に移籍。以降、18年間に渡って“マドリディスモ”の体現者となった。マドリーでは6度のリーガ・エスパニョーラ制覇、3度のチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた。
2010年にレアル・マドリーからシャルケに移籍し、その後アル・サッドを経て一時現役を退いたのち、2014年にNYコスモスに加入した。マドリーでは738試合に出場323ゴールを記録。キャリア通算では378ゴールを決めている。
また一人、サッカー界のレジェンドがプロキャリアの幕を下ろした。
via http://www.footballchannel.jp/2015/10/16/post114127/
■ラウール・ゴンサレス 本人のコメント
「昨年12月にニューヨーク・コスモスと契約した際、シーズン終わりに自分がどう感じるかを評価し、プレーを続けるかどうかの判断すると私は言った。
私の決断は今季終了での現役引退だ。
今季を強く終えることと、ニューヨーク・コスモスが王者になることを手助けすることに完全に注力してきた。今後数か月で、自分のキャリアにおける次のステップを決めることになるだろう。
長い間、サッカーをプレーすることは私の人生の一部になっていた。引退するという決断は簡単ではなかったが、正しい時だと信じている。
キャリアを通じて私をサポートしてくれた全ての人達に感謝している。来るべき週にニューヨーク・コスモスでの最後の試合をプレーすることを楽しみにしている」
・レアルの“レジェンド”ラウールが現役引退へ…栄光に満ちた21年間のキャリアを辿る
http://www.soccer-king.jp/news/world/esp/20151017/360525.html
・現役最後の試合に優勝&アシストで華を添えたラウール「嬉しいし、悲しい」
ニューヨーク・コスモスに所属する元スペイン代表FWラウール・ゴンサレスが15日、北米サッカーリーグ(NASL)のタイトルを獲得し、現役最後の試合を終えた。同日、同クラブの公式サイトが伝えている。
10月に今シーズン限りでの現役引退を表明したラウール。オタワ・フュリーとの決勝ではチームの3点目をアシストし、チームは3-2で勝利している。ゴールこそなかったが、現役最後の試合で優勝というこれ以上にない結果を残した。
ラウールは、決勝戦について「とても幸せだ。キャリア最後の試合だったからね」と話し、優勝を喜んだ。また、「自分がやってきたことのすべてを誇りに思っている。この素晴らしい1年を、クラブ、チームメート、ファンに感謝したい」と続け、サポーターへの感謝の言葉を口にした。
自身の今後の去就については、「僕はこれから別のプロジェクトで新たな人生をスタートする。嬉しいよ。でも、とても悲しくもある」と語り、新たな挑戦をしていくことを示唆した。
最後に、「チームメートやクラブ、サポーターに感謝したい。とても幸せだよ。コスモスは僕の心の一部だ」と話し、改めてニューヨーク・コスモスのチーム関係者への感謝の気持ちを示した。[2015.11.16]
via http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20151116/370451.html
・“生きる伝説”ラウール、21年のキャリアに幕。その功績を振り返る
1.レアル・マドリー
【成績】
741試合323得点【獲得タイトル】
リーガエスパニョーラ 6回
チャンピオンズリーグ 3回
インターコンチネンタルカップ 2回
UEFAスーパーカップ 1回
スペイン・スーパーカップ 4回レアル・マドリーでプロキャリアを歩んでラウール・ゴンサレスは、常にクラブの象徴的な選手であり続けた。今季に入り、最多得点記録はクリスティアーノ・ロナウドに破られてしまったが、741試合という出場記録はいまだクラブ史上最多だ。
世界最大のビッグクラブで16ものタイトルを獲得し、長く主将としてチームを牽引。まさにクラブの“レジェンド”であった。2.シャルケ
【成績】
98試合40得点【獲得タイトル】
DFBポカール 1回
ドイツ・スーパーカップ 1回マドリーでの冒険を終えたラウールは、次の新天地にドイツを選ぶ。トレードマークである背番号「7」を背負い、ブンデスリーガでもゴールを量産。
日本代表DF内田篤人ともプレーし、9シーズンぶりのタイトルとなるDFBポカール優勝をもたらした。チャンピオンズリーグでもベスト4に導くなど、わずか2年間の在籍期間でクラブを大きく前進させた。3.アル・サッド
【成績】
61試合16得点【獲得タイトル】
カタールリーグ 1回
カタールカップ 1回シャルケを退団したラウールは、中東のカタールへ新天地を移す。移籍初年度にはクラブにとって6シーズンぶりとなるリーグタイトル獲得に貢献すると、翌年にはカップ戦優勝も果たす。
2014年には得点こそなかったもののACLで準決勝まで進出した。また、カタールでは現ヴィッセル神戸のFWレアンドロともプレーしている。4.ニューヨーク・コスモス
【成績】
31試合9得点【獲得タイトル】
スプリングシーズン 1回
NASL 1回ラウールが現役最後の地に選んだのはアメリカだった。NASL(北米サッカーリーグ)のニューヨーク・コスモスに加入したラウールは、ここでもタイトルをもたらす。
スプリングシーズン(前期リーグ)を優勝すると、フォールシーズン(後期リーグ)は3位となるが、シーズン通年を1位で終える。
優勝決定プレーオフの準決勝フォート・ローダーデイル・ストライカーズ戦では決勝点を決めて勝利に導くと、自身現役最後の試合となったオタワ・フューリーとの決勝戦では得点こそなかったものの優勝に貢献している。
これまで所属したクラブ全てでタイトルを獲得してきたラウールだったが、最後の挑戦となったアメリカでも選手生活のラストゲームでもトロフィーを掲げ、21年間のキャリアに幕を降ろした。5.スペイン代表
【成績】
102試合44得点所属クラブでは多くのタイトルを獲得してきたラウールだったが、代表では栄冠に恵まれることはなかった。代表44得点は、ダビド・ビジャに破られるまでは最多(現在は2位)を記録。102キャップも8位となる記録だ。
ワールドカップには3度、EUROには2度出場。タイトルを獲得するには至らなかったが、のちにEUROの2連覇、そして南アフリカでのW杯優勝を果たすチームの礎を築いた。
via http://www.footballchannel.jp/2015/11/16/post120613/