・レアル・マドリー:クリスティアーノ・ロナウド25’45’、カリム・ベンゼマ52’
・シャルケ:クリスティアン・フクス20’、ヤン・フンテラール40’84’、リロイ・サネ57’
・シャルケ、4-3と乱戦の末にマドリーを敵地で下すもCL敗退 内田は終盤から出場
C・ロナウドは欧州カップ戦通算得点記録を更新
10日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、レアル・マドリー対シャルケの一戦は、4-3でアウェーのシャルケが勝利した。だが、2試合合計5-4でマドリーがベスト8進出を決めている。DF内田篤人はベンチスタートとなり、81分から途中出場した。
リーガエスパニョーラ前節アスレティック・ビルバオ戦で敗れ、2試合白星なしと批判を浴びているマドリー。だが、アンチェロッティ監督は前日会見で宣言したように、疑問視されているベイル、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドの“BBC”を3トップで先発起用した。
だが、この日もマドリーはスロースタート。攻撃は機能せず、間延びしてできたスペースをシャルケに突かれる。10分には、枠をとらえなかったが、マイヤーのクロスからシュポ=モティンのシュートを許すなど、危険な形をつくられた。
ディ・マッテオ監督が「先制できたら面白くなる」と話していたシャルケは、その言葉どおりに20分に均衡を破る。バルネッタのクロスを中央のフンテラールがスルーすると、ペナルティーエリア左でフリーとなっていたフクスが左足で強烈なシュートを叩き込んだ。
ベルナベウの観客からブーイングを浴びたマドリーだが、すぐに同点に追いつく。25分、CKにC・ロナウドが頭で合わせて1-1。C・ロナウドは欧州カップ戦通算77点目と最多記録に並ぶ。
シャルケは29分にシュポ=モティンが負傷で続行不可能に。CL初登場となるサネが入る。
同点として落ち着いたかに思われたマドリーだが、39分にはヴァランがバックパスをミスしてピンチを招く。カシージャスのクリアが、プレスをかけたフンテラールの足に当たってあわやという場面になるが、ボールはわずかにポストの横へとそれた。
すると、シャルケは再び攻勢に。直後の40分、フンテラールが距離のあるボレーシュートでクロスバーを叩くと、直後に再び勝ち越す。クロスの流れを受けたフリーのマイヤーがシュートを放つと、カシージャスに阻まれたが、こぼれ球をフンテラールが押し込んだ。
ところが、マドリーはまたもすぐにスコアをタイに戻す。45分、コエントランのクロスから、またもC・ロナウドのヘッド。シンプルな形ながら、エースの今季CL8点目で追いつき、前半を終えた。C・ロナウドは欧州通算78点目で最多記録を更新した。
ゴールを狙うしかないシャルケは、後半立ち上がりにもバルネッタのシュートがカシージャスを襲ったが、先に3点目を奪ったのはマドリー。53分、コエントランとのパス交換から、ベンゼマが個人技で相手をかわして右足のシュートを流し込み、この試合初めてリードを奪う。
後がないシャルケと、落ち着きのないマドリーの一戦は、まだ終わらない。57分、ペナルティーエリアのわずか外、右45度の位置から、サネが左足でカーブのかかった美しいシュートを決め、シャルケが3-3と追いついた。
ディ・マッテオ監督は57分、週末のブンデスリーガで長期離脱から復帰したゴレツカを投入。一方、アンチェロッティ監督はコエントランに代えてマルセロ、そしてケディラを下げて復帰のモドリッチを送り出す。モドリッチは予定どおり、約30分のプレーとなった。
さらに2点が必要なシャルケに対し、マドリーは70分にクロース、83分にイスコとミドルシュートで勝ち越し弾を狙うが、ヴェレンロイターのセーブや枠をとらえず、4点目には至らない。
すると、終盤に再びシャルケが攻めた。84分、サネのドリブルをモドリッチが止めると、こぼれ球がスルーパスの形となり、抜け出したフンテラールが豪快なシュートで4-3と再逆転する。
これで1点を奪えばアウェーゴールで逆転突破となるシャルケは、勢いを取り戻すと、サネの強烈なミドルやヘヴェデスにチャンスが訪れたが、最後の1点には届かなかった。
最後まで冷や汗をかかされたマドリーは、ラウンドを突破したものの、4失点で黒星。CLでの連勝が10で、ホームでの連勝が12で止まり、ベルナベウの観客からは大きなブーイングが飛んだ。
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・ポルト:ブライミ14’、エレーラ47’、カゼミロ56’、アブバカル76’
・バーゼル:サムエル90+1’(退場)
10日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、ポルト対バーゼルの一戦は4ー0でポルトが勝利し、2試合合計5ー1で勝ち上がりを決めた。バーゼルFW柿谷曜一朗は、63分から途中出場したが、目立った活躍はなかった。
敵地でのファーストレグを1ー1で終えたポルトは、中心選手のジャクソン・マルティネスを負傷で欠きながらも、ホームで立ち上がりから押し込んだ。
先制点は14分に決まる。ブラヒミがペナルティーアークからのFKを直接決めて、先制に成功した。
その後、ダニーロがアクシデントで交代したポルトは、1点リードのまま前半を終えた。すると、後半はバーゼルに競らせない。
後半開始直後の47分、エクトル・エレーラがペナルティーエリア左手前からゴール右にきれいなシュートを決めると、56分にはカセミロが遠めの位置からのFKを豪快にたたき込んで3ー0。バーゼルに強烈なダメージを与える。
57分にエンボロを投入していたバーゼルは、63分に柿谷を送り込んだが、76分にはアブバカルの個人技でトドメの一撃を食らい、万事休す。
終了間際には、集中の切れたサムエルが2枚目のイエローカードで退場になり、バーゼルは完敗。ポルトが準々決勝に駒を進めた。
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