・ブラジル: オスカル90’
・ドイツ: トーマス・ミュラー11’、ミロスラフ・クローゼ23’、トニクロース24’、26’、サミ・ケディラ29’
アンドレ・シュールレ66’、79’
・ハイライト
・ブラジル無惨に散る…ドイツが大量7ゴールで決勝へ 開催国がまさかの大量失点
8日(現地時間)に行われたワールドカップ(W杯)準決勝、ブラジル対ドイツの一戦は、ドイツが7ー1でホスト国を下して決勝進出を決めた。
ブラジルは準々決勝でネイマールを失い、チアゴ・シウバが出場停止ということで、ベルナルジとダンテが先発起用される。しかし、エースと主将の不在による影響は小さくなかった。
ドイツは準々決勝からメンバーチェンジなし。立ち上がりからアグレッシブな守備を見せて、ブラジルにチャンスをつくらせない。
すると、早い時間にスコアが動く。11分、クロースが右からCKを蹴ると、ニアからファーへ動いたミュラーに対するダビド・ルイスの対応が遅れる。フリーのミュラーは右足で冷静に決めて、ドイツが先制した。
ブラジルは同点弾を目指してまた攻撃を仕掛けるが、20分台で試合が決まってしまう。
ドイツは23分、右サイドのミュラーが横パスを出すと、フェルナンジーニョのインターセプトが届かず。中央でボールをコントロールしたクロースが中央に走り込んだミュラーにリターンパス。ワンタッチで落としたボールをクローゼがシュートした。一度は止められたが、こぼれ球をクローゼが決めて、2ー0となる。
その直後、ドイツは右サイドからラームがグラウンダーのクロスを入れると、クロースが左足できれいにとらえて3ー0。大きなリードを手にすると、ブラジルは立て続けの失点に放心状態となった。
スタジアム全体が動揺を隠せない中、ドイツは容赦ない。26分、高い位置でボールを奪ったクロースが、ケディラのリターンを受けて流し込み4点差とすると、29分にはフンメルスがボールを運び、エジルとのパス交換で中央を突破したケディラが5点目を決めた。
立て直す時間を与えずに5ー0としたドイツは、順調に決勝戦へ向かっていく。
ブラジルは後半のスタートからパウリーニョとラミレスを投入。意地を見せようと、押し込む時間をつくった。
しかし、フンメルスを引っ込めたドイツは、守護神ノイアーが奮闘。51分からブラジルの好機が4つ続いたが、すべてノイアーが止めた。
攻めても差が縮まらないブラジルの気持ちが折れていく中、ドイツは余裕の展開。58分にクローゼを下げると、69分には交代で入ったシュールレが加点に成功した。シュールレは79分にペナルティーエリア左から難しいシュートを決めて7ー0。ドイツの決勝進出は揺るがなくなった。
終盤はスタンドからドイツのパス回しに「オーレ」。ブラジルの選手たちに対する皮肉にも聞こえる声で時間が過ぎていく。
終了間際にブラジルはオスカルのゴールで1点を奪うが、焼け石に水。無情に試合終了のホイッスルが響き、スタンドからのブーイングも聞こえる中、ドイツが7ー1の歴史的勝利で決勝に駒を進めた。
決勝戦は13日にマラカナンで開催される。ドイツの相手は9日に行われるオランダ対アルゼンチンの勝者だ。
via goal.com
・whoscored.com
・sky sports
・ESPN
ドイツのFWミロスラフ・クローゼ(36)は8日、ブラジルとの準決勝で前半23分にゴールを決め、W杯で通算16得点として個人通算最多得点記録を更新した。 ゲルト・ミュラー(西ドイツ)と並ぶ歴代2位の14ゴールで今大会を迎えたクローゼは、6月21日に行われた1次リーグのガーナ戦で1得点を挙げ、ロナウド(ブラジル)の通算15ゴールに追い付いていた。
クローゼはW杯初出場の2002年日韓大会で5得点をマーク。06年ドイツ大会では5得点で得点王に輝き、10年南アフリカ大会でも4得点を挙げた。クローゼはW杯4大会でゴールを決めており、これはペレ(ブラジル)、ウベ・ゼーラー(西ドイツ)に続く史上3人目の快挙。
また、クローゼはこの試合がW杯通算23試合目の出場で歴代2位のパオロ・マルディーニ(イタリア)に並んだ。最多出場はローター・マテウス(西ドイツ、ドイツ)の25試合。
via http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2014070900052&m=rss