・ビジャレアル : アドリアン・ロペス 90’+2’
28日に行われたヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグ、ビジャレアル対リヴァプールの一戦は、1-0でホームのビジャレアルが先勝した。
準々決勝でボルシア・ドルトムントを劇的に下したリヴァプールは、5分に決定機。右サイドからのクロスがDFに当たってコースが変わり、中央でフリーのアレンがシュートを放つ。しかし、ややコースが甘く、GKに止められた。
対するビジャレアルは11分にゴールに迫る。敵陣中央右寄りの位置でFKを得ると、ブルーノが素早く裏のスペースへ浮き球を送る。ソルダードが走り込んで右足で狙うも、枠の外だった。
その後はほぼ互角の展開。リヴァプールはパスをつないで敵陣に攻め入るも、ペナルティーエリア内から良い体勢でシュートを放つことはできなかった。相手がサイドのスペースを残しつつも、中央でしっかりと締めて明確なチャンスは訪れない。
ビジャレアルは何度か惜しいシュートシーンをつくったが、こちらも最後で守備が踏ん張り、ゴールならず。前半は0-0で終える。
負傷を抱えたのか、コウチーニョが下がったリヴァプールは、後半のスタートからアイブが入る。
だが、いきなりチャンスをつくったのはビジャレアル。後半開始直後のFKをドス・サントスがニアへ送り、バカンブがヘディングシュートを狙った。しかし、右ポストを外から叩いて、惜しくも決まらない。
リヴァプールはフィルミーノがポストを叩くシーンもあったが、やはり均衡は破れず、試合は0-0のまま進んだ。しかし、終盤に再び激しく動く。
ビジャレアルは87分、ここまでで最大のチャンスをつくった。バカンブが中央でフリーとなり、GKと1対1に。左足でゴール左を狙う。だが、相手GKミニョレのファインセーブに阻まれ、得点できない。
リヴァプールは、この直後のCKを跳ね返して速攻。アルベルト・モレノが抜け出して1人でゴール前まで運び、シュートを放つ。しかし、デニス・スアレスに寄せられて、枠内に打てなかった。
だが、試合はまだ終わっていなかった。後半アディショナルタイム、中盤でボールを持ったブルーノが、右前方へ長いパスを送ると、D・スアレスが見事なファーストタッチで縦に持ち出し、GKをおびき出す。ミニョレが詰めてきたところで中へ折り返すと、フリーのアドリアンが無人のゴールに決めて1-0とした。
リヴァプールのホームで行われるセカンドレグは、5月5日に開催される。
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・シャフタール : マルロス 23’, タルス・ステパネンコ 35’
・セビージャ : ヴィトロ 6’, ケヴァン・ガメイロ 82’
・3連覇狙う王者セビージャ、敵地で2ゴールを奪ってシャフタールとドロー
28日に行われたヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグ、シャフタール・ドネツク対セビージャの一戦は、2-2のドローに終わった。
PK戦までもつれ込む激戦となったアスレティック・ビルバオとの準々決勝を制し、3連覇という偉業を目指す王者セビージャは、幸先の良いスタートを切った。6分、バネガの縦パスをガメイロがはたき、これを受けたビトロが左足のシュートでネットを揺らす。
いきなりアウェーゴールを献上してしまったシャフタールだが、徐々にボールを持って反撃すると、23分に同点に追いつく。ラキツキーの後方からの縦パス1本から、抜け出したマルロスが冷静にシュートを流し込んだ。
これで勢いに乗ったシャフタールは、36分に試合をひっくり返す。ショートコーナーからマルロスが左サイドから鋭いクロスを入れると、ニアでフリーとなったステパネンコが頭で合わせた。
逆転されて前半を終えたセビージャは、後半もリズムに乗れない。55分のダニエウ・カリソのシュートもピアトフに阻まれ、エメリ監督は59分に動く。コノプリャンカをベンチに呼び戻した。だが、代わって入ったクローン=デリが70分に負傷し、担架で運ばれたまま退場。コケとの交代を余儀なくされる。
流れが良くないセビージャだったが、直後の75分にネットを揺らす。エスクデロの左からのクロスに、ニアに飛び込んできたガメイロが合わせる。だが、副審の旗が上がり、得点は認められず。微妙な判定だったが、セビージャは同点に追いつくことができなかった。
それでも、これで勢いを取り戻したセビージャだが、あと一歩が届かない。77分にはバネガのロングスルーパスからガメイロがチャンスを手にするが、シュートはクロスバーの上へ。80分にもビトロの折り返しにガメイロが反応するが、手前でDFにクリアされる。
だが、直後の81分、バネガのパスを受けたビトロが、ペナルティーエリアの深い位置で切り返し、フェレイラに倒されてPKを獲得。ガメイロがこれを確実に決め、貴重な2つ目のアウェーゴールを手に入れた。
シャフタールのその後の反撃をしのいだセビージャは、勝利こそ挙げられなかったが、敵地で2得点してのドロー。本拠地サンチェス・ピスファンでは、準々決勝のビルバオ戦で敗れるまで11連勝を記録していただけに、3年連続となる決勝進出に向けて上々のスコアと言えそうだ。
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